不整脈・心房細動
不整脈とは、心臓のリズム(脈)が乱れる状態の総称です。「治療のいらない良性のもの」から「脳梗塞や失神につながるもの」まで幅が広く、どのタイプの不整脈かを見極めることが診療の出発点になります。「脈が飛ぶ」「急にドキドキする」「健診で不整脈と言われた」——こうした方は、姫路市飾磨区のえぷろんクリニックにご相談ください。循環器専門医が、24時間ホルター心電図・心エコーを用いてタイプを診断し、治療の要否を判断します。
⚠️ 次の場合は救急受診が必要です
- 脈の乱れとともに意識を失った、または失いかけた
- 強い胸の痛み・冷や汗・呼吸困難を伴う
心房細動と脳梗塞の関係
心房細動は最もよくみられる不整脈の一つで、心臓内に血栓が形成されやすく脳梗塞リスクが高まります。適切な管理(抗凝固療法など)によりリスクを下げることができます。
不整脈の主な種類
不整脈にはさまざまな種類があり、種類によって対応が異なります。
| 期外収縮 | 「脈が飛ぶ・抜ける」と感じる、最も身近な不整脈。多くは心配のいらないものですが、数が多い場合や心臓病が背景にある場合は治療対象になります。 |
|---|---|
| 心房細動 | 心房が細かくふるえ、脈がバラバラに乱れる不整脈。心房内に血栓ができて脳梗塞の原因になるため、見つけたら脳梗塞予防の評価が必要です。加齢とともに増え、自覚症状のない方も少なくありません。 |
| 発作性上室頻拍 | 突然始まり突然終わる速い脈。発作時の心電図を捉えることが診断の鍵です。 |
| 徐脈性不整脈 | 脈が遅くなり、ふらつき・失神・だるさの原因に。房室ブロックなどが含まれ、ペースメーカー治療が必要な場合は連携病院へご紹介します。 |
検査とアブレーションについて
不整脈の診断では、症状が出ているときの脈(発作)を「捉える」ことが重要です。
- 12誘導心電図:受診時の脈をその場で評価します。
- 24時間ホルター心電図:装着したまま帰宅し、日常生活中の心電図を丸1日記録します。「ときどきしか出ない」不整脈の診断の中心です。
- 心エコー(心臓超音波検査):不整脈の背景に弁膜症・心不全などの心臓病がないかを調べます。常勤の超音波検査士が院内で実施します。
- 血液検査:甲状腺ホルモンや電解質など不整脈の誘因を確認します。心臓への負担の指標(BNP)は院内で即日測定できます。
心房細動の治療
- 脳梗塞リスクの評価と抗凝固療法——年齢や持病から脳梗塞のリスクを評価し、必要な方には血液をかたまりにくくするお薬(抗凝固薬)で脳梗塞を予防します。
- 脈のコントロール——脈の速さやリズムをお薬で整え、動悸などの症状と心臓への負担を軽減します。
- カテーテルアブレーションの検討——適応がある方には、兵庫県立はりま姫路総合医療センターなどの専門医療機関をご紹介します。院長が毎週水曜日に同センターで勤務しており、治療後の外来フォローは当院で継続できます。
※生活面では、飲酒・睡眠不足・ストレスが発作の誘因になります。睡眠時無呼吸症候群は心房細動と関係が深く、当院で検査・治療が可能です。
よくある質問
Q健診で「要観察」の不整脈です
A種類によって対応が異なります。健診結果をお持ちいただければ評価します。
Qペースメーカーを入れています
A日常の診察や内服管理は当院で対応できます。ペースメーカー本体の定期点検については、植込み施設または専門外来と連携します。受診時にはペースメーカー手帳をお持ちください。
Qスマートウォッチで不整脈のアラームが出ました
Aスマートウォッチで不整脈(心房細動など)のアラームや通知が出た場合は、一度ご相談ください。当院で心電図やホルター心電図(24時間)による評価を行います。
Q抗凝固薬は一生飲み続けるのですか?
A脳梗塞リスクの評価に基づいて判断します。多くの場合は継続が推奨されますが、リスクと出血の兼ね合いを定期的に見直しながら、お一人おひとりに合わせて決めていきます。
Qアブレーションを受けた後も通えますか?
Aはい。治療後の外来フォローを当院で継続できます。院長が連携先のはりま姫路総合医療センターに毎週水曜日勤務しているため、必要に応じて診療情報を連携します。
えぷろんクリニックの診療体制
- 循環器専門医が、治療が必要な不整脈と経過観察でよい不整脈を心電図所見から見極めます。
- 発作を捉える24時間ホルター心電図と、背景の心臓病を調べる心エコーを院内で実施できます。
- アブレーション・ペースメーカーなど専門治療が必要な場合は、院長が毎週水曜日に勤務するはりま姫路総合医療センターと必要に応じて診療情報を連携し、治療後の通院は当院で継続できます。
監修:松尾 晃樹(循環器専門医)
