糖尿病

diabetes

糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる病気です。
初期にはほとんど自覚症状がありませんが、放置すると心筋梗塞・脳梗塞・腎障害・神経障害・網膜症などにつながります。
「HbA1cを指摘された」「糖尿病予備群と言われた」段階でのご相談をおすすめします。

院長・松尾からのメッセージ

糖尿病は「血糖値の病気」ではなく「心臓と腎臓の病気」だと私は思っています。

重症心不全の患者さんを診てきた経験から言えること。心不全の多くの方が、糖尿病・高血圧・脂質異常症を長年放置した結果として発症しています。

近年、糖尿病の治療薬が劇的に進歩しました。特にSGLT2阻害薬は「血糖を下げる薬」を超え、「心不全・腎臓を守る薬」として循環器内科でも積極的に使われるようになっています。

えぷろんクリニックでは、HbA1cの数値を下げるだけでなく、将来の心不全・脳梗塞・腎不全を防ぐ視点で糖尿病を管理します。

こんな方はご相談ください

  • 健診でHbA1cや血糖値を指摘された
  • 「糖尿病予備群」「境界型」と言われた
  • 喉が渇く・尿が多い・だるさが続く
  • 家族に糖尿病の方がいる
  • 薬を始めるべきか迷っている
  • 治療を一度中断してしまった
  • 心臓病・腎臓病・糖尿病を合わせて管理したい

⚠️ 糖尿病を放置すると起こる合併症

  • 【三大合併症】神経障害(手足のしびれ)・網膜症(失明)・腎症(腎不全・透析)
  • 【大血管障害】心筋梗塞・脳梗塞・下肢動脈閉塞(足の壊疽・切断)
  • 【心不全】糖尿病は心不全の最大のリスク因子の一つ

HbA1c管理目標値
(糖尿病診療ガイドライン2024準拠)

血糖正常化を目指す場合 HbA1c 6.0%未満
(食事・運動療法のみで達成可能、または薬物療法中でも低血糖なく達成可能な場合)
合併症予防のための目標(標準) HbA1c 7.0%未満
※ 対応する血糖値:空腹時130mg/dL未満・食後2時間180mg/dL未満
治療強化が難しい場合 HbA1c 8.0%未満
(低血糖などの副作用がある場合・高齢者など)

糖尿病と心不全の関係

糖尿病は高血圧・脂質異常症と並んで心不全の重要なリスク因子です。
当院では血糖管理にとどまらず心血管リスク全体を評価した診療を行います。

「血糖を下げるだけ」では不十分な時代へ — 最新の糖尿病治療

近年、糖尿病治療の考え方が大きく変わりました。
「HbA1cを下げること」だけが目的ではなく、「心臓・腎臓を守ること」が同時に重要視されるようになっています。

SGLT2阻害薬
(ダパグリフロジン・エンパグリフロジンなど)

SGLT2阻害薬は「血糖を下げる薬」を超えた

腎臓から余分な糖を尿に出すことで血糖を下げるというユニークな作用機序を持ちます。
さらに近年、血糖降下以外に「心臓と腎臓を守る効果」があることが大規模臨床試験で証明されました。

心不全への効果 HFrEFは2021年からクラスI推奨。2025年改訂版心不全診療ガイドラインでHFmrEF・HFpEFにもクラスIに格上げ → 全タイプの心不全でクラスI
腎保護効果 糖尿病性腎症の進行抑制に推奨グレードA。透析への移行を遅らせる可能性
心血管イベント抑制 心筋梗塞・脳卒中などの心血管イベントを抑制するエビデンスが確立
当院での活用 循環器専門医の視点からSGLT2阻害薬の適応を積極的に評価。糖尿病+心不全・腎臓病の合併がある方に特に有用

GLP-1受容体作動薬
(セマグルチド・リラグルチドなど)

作用 インスリン分泌を促進し血糖を下げる。体重減少効果が高い
心血管保護 心血管イベントを抑制するエビデンスが確立
体重減少効果 他の糖尿病薬と比べて体重減少効果が高い

SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の使い分け

状況 SGLT2阻害薬 GLP-1受容体作動薬
心不全がある ◎ 第一選択(クラスI) ○ 心血管保護効果あり。
腎機能低下がある ◎ 腎機能低下があっても使いやすい
肥満がある ◎ 体重減少効果が高い

よくある質問

Q糖尿病予備群と言われましたが受診が必要ですか?

Aはい。予備群の段階での介入が最も効果的です。生活習慣改善から一緒に始めましょう。

QSGLT2阻害薬とは何ですか?

A腎臓から余分な糖を尿に出す薬です。
血糖を下げるだけでなく、心不全・腎臓病の進行を抑える効果が確認されています。
HFrEFは2021年から、HFmrEF・HFpEFは2025年改訂版でクラスI推奨となりました。

Q糖尿病と心不全の両方があります

AまさにSGLT2阻害薬が最も有効な状況です。
循環器専門医として心臓と糖尿病の両方を管理します。

Q腎臓が悪いのですが糖尿病の薬は使えますか?

A腎機能の程度によって使える薬が変わります。
腎機能を確認した上で安全な薬を選びます。

\ WHY APRON CLINIC /

えぷろんクリニックの強み

  • 循環器専門医(重症心不全外来経験)が糖尿病を「心不全予防」として管理
  • SGLT2阻害薬・GLP-1受容体作動薬を積極活用:心臓・腎臓を守る視点での治療選択
  • 高血圧・脂質異常症・SASとの合併も一か所でまとめて管理
  • 常勤の超音波検査士による心機能評価:糖尿病性心筋症・心不全の早期発見
  • 在宅診療(姫路市内・ポータブルエコー持参):通院困難になっても継続管理が可能

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重要なお知らせ

これまで「田中クリニック」として診療を行ってまいりましたが、2025年12月1日より松尾医師が院長として引き継ぎ、名称を「えぷろんクリニック」へ変更いたします。

今後とも地域の皆さまに信頼される医療を提供できるよう努めてまいりますので、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。