姫路市で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・CPAP治療

SLEEP APNEA SYNDROME

姫路市飾磨区の内科・循環器内科・呼吸器内科

いびき、睡眠中の無呼吸、日中の眠気が気になる方へ。えぷろんクリニックでは、自宅で行う簡易PSG(睡眠時無呼吸の簡易検査)からCPAP治療・継続管理までご相談いただけます。

高血圧・心房細動・心不全がある方、他院からCPAPの転院をお考えの方もご相談ください。

えぷろんクリニック 院長 松尾晃樹

えぷろんクリニックで行う睡眠時無呼吸の診療

当院では、いびき・睡眠中の無呼吸・日中の眠気の相談、自宅で行う簡易PSG、検査結果の説明、CPAP治療・継続管理に対応しています。すでに他院でCPAPを使用している方の転院相談も受け付けています。

睡眠の症状だけでなく、高血圧や心臓の病気を含めて診療します。循環器内科・呼吸器内科の診療体制については、医師紹介をご確認ください。

このページは主に成人の睡眠時無呼吸についてのご案内です。すべての方が同じ検査・同じ治療になるわけではありません。

いびき・眠気・無呼吸の指摘がある方へ

「いびきが大きい」「呼吸が止まった後に大きく息をする」とご家族から言われたことはありませんか。自分では気付きにくい睡眠中の変化が、受診のきっかけになります。[M1][M2]

受診時に伝えていただきたい症状
時間帯気になる変化
睡眠中大きないびき、呼吸が止まる、息苦しくて目が覚める、何度もトイレに起きる
起床時頭が重い・痛い、口が乾く、十分に寝ても疲れが残る
日中強い眠気、集中しにくい、会議や運転中に眠くなる

これらの症状には睡眠不足や別の病気が関係することもあります。症状だけでSASと決めつけず、診察と必要な検査で確認します。[M3][M4]

運転中の眠気がある方へ

眠気を我慢して運転しないでください。眠気があるときは運転を控え、安全を確保したうえで早めに受診してください。

[M7]

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に呼吸が止まる、または弱くなることを繰り返す病気です。呼吸の乱れによって血液中の酸素が低下したり、睡眠が途中で妨げられたりします。[M1][M8]

多くを占める閉塞性睡眠時無呼吸では、のどの空気の通り道が狭くなります。肥満だけでなく、あごの形、扁桃の大きさ、鼻の通りなども関係するため、やせている方でも起こります。[M1]

一方、呼吸を調節する働きの問題による中枢性睡眠時無呼吸もあります。閉塞性か中枢性か、持病があるかによって検査や治療の考え方が異なります。[M3][M10]

原因や症状についての詳しい解説を読む

自宅で行う簡易PSGと精密検査の違い

当院では、自宅で行う簡易PSG(簡易睡眠検査)に対応しています。症状や持病を伺い、簡易検査が適しているか、より詳しい評価が必要かを判断します。

簡易PSGはどのような検査ですか?

一般に、就寝時にセンサーを装着し、呼吸の状態や血液中の酸素の変化などを記録します。装着する部位や測定項目は機器によって異なります。ご案内する装着方法で、ご自宅の睡眠を一晩記録します。[M3]

簡易PSGと、脳波を含む精密PSGは何が違いますか?

一般的な検査の違い左右に動かすと表全体を確認できます。
項目簡易PSG(簡易検査)精密PSG(脳波を含む検査)
主な評価呼吸や酸素低下など呼吸に加え、脳波などから睡眠の状態を詳しく評価
睡眠時間の把握機器によって制約がある脳波などから実際の睡眠時間・睡眠段階を評価
使い分け適した患者さんの診断に用いる簡易検査で判断しにくい場合や、持病・症状から詳しい評価が必要な場合

この表は簡易検査と精密検査の一般的な違いです。当院での簡易PSGの装着方法は、使用する機器に合わせてご案内します。精密PSGが必要かどうかは、症状・持病・検査結果を踏まえて判断します。[M3][M10]

簡易検査で数値が低くても、病気を否定できない場合があります。

症状と結果が合わない、十分に記録できていない場合は、PSGなどの追加評価が必要です。重要な心臓・呼吸器の病気がある方などでは、初めから精密な評価を検討します。

[M3]

検査当日に眠れなかった場合

眠れなかった時間、起きていた時間、センサーが外れたことなどを結果説明時にお伝えください。記録を評価するための大切な情報です。結果によっては検査のやり直しや追加検査を検討します。服薬を自己判断で中止したり、検査のために睡眠薬を増やしたりしないでください。[M3][M4]

初診から検査・治療までの流れ

  1. 診察を受ける

    いびき、無呼吸の指摘、眠気、普段の睡眠時間、内服薬、持病を確認します。ご家族の観察や過去の検査結果も参考になります。

  2. 検査の方針を決める

    簡易PSGを含め、ご自身の状態に合った検査を検討します。機器の受け取り・返却方法や検査時の注意点は案内に従ってください。

  3. 検査結果の説明を受ける

    呼吸の乱れや酸素低下の程度を症状と合わせて確認します。追加の精密検査が必要かどうかも判断します。

  4. 治療を選び、継続して評価する

    CPAPなどの適応を検討し、治療を始めた後も使いやすさや症状の変化を確認していきます。

初診当日の検査機器貸出や、一定の日数での結果説明を約束するものではありません。予定がある方は受診時にご相談ください。

検査結果の見方:AHI・REI・酸素の低下

AHIは、睡眠1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数を表す指標です。簡易検査では、記録・評価した時間を基にしたREIなどの指標を用いる場合があります。分母となる時間や測定方法が違うため、検査の種類を確認して読むことが大切です。[M3][M10]

成人のAHIによる一般的な重症度分類
AHI(回/時間)重症度の目安
5以上15未満軽症
15以上30未満中等症
30以上重症

これは一般的な重症度分類であり、CPAPの保険適用基準そのものではありません。また、AHIが5未満でも、検査の種類や記録の状態、症状によって追加評価が必要な場合があります。[M3][M10]

結果説明では、回数だけでなく、酸素低下、眠気、睡眠時間、持病も合わせて確認します。「数値は軽度なのに眠い」「眠くないので治療はいらないと思う」といった疑問もお伝えください。[M3][M8]

治療はCPAPだけですか?

治療は、無呼吸の種類と程度、症状、体格、口やのどの状態、持病、ご本人の希望を踏まえて検討します。以下は一般的な選択肢であり、すべてを当院内で実施するという意味ではありません。[M5][M8]

主な治療と考え方
治療内容と確認すること
CPAP(シーパップ)マスクから圧力をかけた空気を送り、睡眠中の気道の閉塞を防ぎます。検査結果などから適応を判断します。
マウスピース(口腔内装置)下あごの位置などを調整して気道を保つ装置です。歯や顎関節の状態を含む歯科での評価が必要です。
体重・生活習慣・寝姿勢の調整体格や検査結果に応じて検討します。必要なCPAPを自己判断で中止する理由にはなりません。
耳鼻咽喉科的な評価・手術等扁桃や鼻などの状態により検討されます。適応や効果には個人差があり、専門的な評価が必要です。

マウスピースや手術が適しているかは、希望だけで決まるものではありません。検査結果を基に、それぞれの治療の利点・負担・限界を確認します。[M5]

CPAPを始める方・使用中の方へ

CPAPは、眠っている間にマスクを装着して使う治療です。装置を使っている間の気道を保ち、無呼吸・低呼吸や、それに伴う眠気などの改善を目指します。気道の形を根本から変える治療ではないため、開始後も継続した評価が必要です。[M5][M7]

診察時に伝えていただきたいこと

使えた日と時間だけでなく、外してしまう時間帯、空気漏れ、鼻や口の乾燥、皮膚の痛み、眠気の変化をお伝えください。「あまり使えていない」ときこそ、続けにくい理由を一緒に整理することが大切です。[M6][M7]

困りごと別の相談ポイント
困りごと確認・相談する内容
空気が漏れる、音が気になるマスクの位置やサイズ、クッションの状態、寝返りでホースが引っ張られていないか。強く締めればよいとは限りません。
鼻・口が乾く、鼻が詰まる口からの空気漏れ、鼻の症状、加湿の使い方など。対応は機器と症状に応じて異なります。
マスクが痛い、皮膚に跡が残る締め付け、接触部位、マスクの種類やサイズ。皮膚の傷がある場合もお伝えください。
苦しい、眠れない、無意識に外すいつ、どのように苦しいかを確認します。慣れる工夫、装着、鼻症状、設定の見直しなどを医療者と検討します。
使っているのに眠い使用状況や治療中に残る無呼吸に加え、睡眠不足、薬、別の病気などの可能性も検討します。

機器の圧設定や治療方法を自己判断で変更しないでください。強い息苦しさや胸痛など急な症状があるときは、単なるCPAPの使いにくさと考えず、医療機関に連絡してください。[M6][M7]

お手入れ・旅行・入院の前に

マスク、ホース、加湿器のお手入れや交換は、お使いの機器の取扱説明書に従ってください。旅行では電源や運搬方法を事前に確認します。手術・入院の予定がある方は、睡眠時無呼吸があることとCPAPの使用を担当医にお伝えください。[M7]

CPAPはいつまで続けますか?

治療の継続や見直しは、症状や検査結果、体重の変化などを踏まえて判断します。いびきや眠気が減ったことだけで、無呼吸がなくなったとは限りません。中止を希望する場合も、自己判断でやめずにご相談ください。[M7]

高血圧・心房細動・心不全と睡眠時無呼吸

睡眠中に繰り返す酸素低下や呼吸の乱れは、心臓や血管への負担と関連します。ただし、高血圧や不整脈の原因がすべてSASというわけではありません。[M8]

高血圧が治療しても下がりにくい方

血圧が十分にコントロールできない場合、睡眠時無呼吸の評価が役立つことがあります。いびき・無呼吸の指摘とともに、家庭血圧の記録や服用中のお薬を診察時にお知らせください。[M8]

心房細動などの不整脈がある方

SASと心房細動には関連があります。特に治療後も心房細動が再発する方などでは、睡眠の評価を検討します。SAS治療は、不整脈に対する治療や脳梗塞予防の薬を置き換えるものではありません。[M8]

心不全がある方

心不全のある方では、閉塞性だけでなく中枢性の睡眠呼吸障害にも注意が必要です。心臓の状態と無呼吸の種類を踏まえて検査・治療を選ぶため、一般的なSASの方と同じ機器・同じ方法を一律に当てはめることはできません。[M3][M10]

治療で期待できることと、言い切れないこと

CPAPには無呼吸や眠気などの改善が期待されます。一方、すべての方の心筋梗塞・脳卒中を確実に予防できると保証することはできません。心臓や血圧の治療も並行して継続します。

[M5][M9]

高血圧の診療不整脈・心房細動の診療心不全の診療

姫路市でCPAPの転院・継続をお考えの方へ

転居や通院先の変更に伴うCPAPの継続相談にも対応しています。転院にあたっては、これまでの診断と治療内容、使用中の機器について確認が必要です。

お手元にあればご用意ください

過去の睡眠検査結果、診療情報提供書、CPAPの機種・設定・管理会社が分かる資料、最近の使用状況の資料、お薬手帳があると、現在の治療を確認する助けになります。機器の写真や資料しかない場合も、その内容をお知らせください。

機器の継続利用は個別に確認します

現在の機器をそのまま使えるか、返却や変更が必要かは、機器の管理体制などによって異なります。同じ機種を継続できると一律にお約束するものではありません。治療が途切れないよう、機器を返却する前に、現在の医療機関と転院先で確認してください。

紹介状や過去の結果が手元にない場合、どの資料を取り寄せるかを含めてご相談ください。必要資料や受診方法は事前にお電話でもお問い合わせいただけます。

検査・CPAP治療の費用と保険診療

SASが疑われ、医師が必要と判断した検査や、保険適用の条件を満たす治療は、保険診療の対象になります。自己負担は、負担割合、検査の種類、同日に行う診療などによって異なります。

費用を確認するときのポイント
場面主な費用と確認事項
初診・簡易PSG診察料、検査料など。検査単独の金額か、診察を含む金額かを確認します。
結果説明・追加検査結果説明の診察、必要に応じた精密検査。実施方法・実施先によって費用が異なります。
CPAP導入・継続診察、療法の管理、治療器・材料に関する費用など。処方や追加検査がある場合は別途費用が生じることがあります。

重症度の分類と、保険適用の条件は別です。数値だけでCPAPの保険適用を自己判断せず、症状や必要な検査を含めて診察時に確認します。診療報酬改定により取り扱いが変わることがあります。

ご自身の負担割合での費用については、受診時またはお電話でお問い合わせください。CPAPの診察間隔や受診方法も、病状・管理方法に応じてご案内します。

よくある質問

いびきだけでも受診できますか?

はい。いびきに無呼吸や酸素低下が伴っていることがあります。呼吸が止まるとの指摘や、起床時・日中の症状もあればお知らせください。[M1]

太っていなくても睡眠時無呼吸になりますか?

はい。あごの形や扁桃など、体格以外の要因も関係します。体型だけでは病気の有無は判断できません。[M1]

日中に眠くなくても検査が必要ですか?

眠気だけで検査の必要性は決まりません。無呼吸の指摘や持病などを含めて判断します。高血圧などがある方も、睡眠について気になることをお伝えください。[M8]

自宅で簡易PSGを受けられますか?

当院では、自宅で行う簡易PSG(簡易睡眠検査)に対応しています。ただし、症状や持病によっては、より詳しい検査を検討します。[M3]

簡易検査で問題がなければ安心ですか?

症状が続く場合や記録が不十分な場合、簡易検査だけでは判断できないことがあります。結果と症状が合わないときは、追加評価が必要かを確認します。[M3]

スマートウォッチやアプリで診断できますか?

記録は受診時の参考になりますが、一般的なアプリの表示だけで診断や治療方針を決めるものではありません。使用した機器・アプリの名称と、気になった記録を診察時にお見せください。[M4]

マウスピースで治療できますか?

適応があれば治療の選択肢になります。無呼吸の程度に加え、歯や顎関節の状態などを歯科で評価する必要があります。[M5]

CPAPを使っても眠いときはどうすればよいですか?

使えている時間、空気漏れ、治療効果を確認するとともに、睡眠不足や薬の影響なども検討します。眠気がある間は運転を控え、診察でお伝えください。[M7]

旅行や出張でもCPAPを使いますか?

通常は旅行中も治療の継続が大切です。電源、持ち運び、移動中の使用条件は機器や交通機関によって異なるため、事前に確認してください。[M7]

やせたらCPAPをやめられますか?

体重の変化に応じて治療を見直すことはありますが、減量だけで無呼吸がなくなるとは限りません。必要に応じて再評価し、医師と中止の可否を相談します。[M7]

他院で使用中のCPAPを引き継げますか?

転院・継続の相談に対応しています。過去の検査結果や現在の機器情報を確認し、継続方法を相談します。同じ機器をそのまま利用できるかは個別の確認が必要です。

検査やCPAPは保険が使えますか?

医師が必要と判断した検査や、適用条件を満たす治療は保険診療の対象になります。検査結果の数値だけで判断せず、症状や検査方法なども含めて確認します。

受診の準備・アクセス・予約

初めての方は、初診のご案内もご覧ください。睡眠検査を受けたことがある方は結果を、CPAPを使用している方は機器・設定が分かる資料を、お手元にあればご用意ください。

ご家族から指摘された様子、日中に眠くなる場面、普段の就寝・起床時刻をメモしておくと、診察時に伝えやすくなります。[M4]

えぷろんクリニック
〒672-8048 兵庫県姫路市飾磨区三宅1丁目192
田中興産ビル1階
079-226-3003

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診療担当医や経歴は、院長 松尾晃樹・医師紹介に掲載しています。

参考資料

  1. [M1] 日本呼吸器学会|睡眠時無呼吸症候群(別ウィンドウで開きます)
  2. [M2] NHLBI(米国国立心肺血液研究所)|Sleep Apnea: Symptoms(別ウィンドウで開きます)
  3. [M3] Kapur VK, et al. AASM診断ガイドライン. J Clin Sleep Med. 2017;13:479–504.(別ウィンドウで開きます)
  4. [M4] NHLBI|Sleep Apnea: Diagnosis(別ウィンドウで開きます)
  5. [M5] NHLBI|Sleep Apnea: Treatment(別ウィンドウで開きます)
  6. [M6] American Thoracic Society|PAP Therapy: Quick Tips for Troubleshooting(別ウィンドウで開きます)
  7. [M7] NHLBI|Sleep Apnea: Living With(別ウィンドウで開きます)
  8. [M8] American Heart Association|OSA and Cardiovascular Disease: Top Things to Know(2021)(別ウィンドウで開きます)
  9. [M9] McEvoy RD, et al. SAVE試験. N Engl J Med. 2016;375:919–931.(別ウィンドウで開きます)
  10. [M10] International Consensus Statement on Obstructive Sleep Apnea(2023)(別ウィンドウで開きます)

一般的な医学情報の参考資料です。日本国内の保険適用や当院での実施方法は、診療時に別途確認します。

夏季休業のお知らせ

平素より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら、8月17日(月)〜8月19日(水)は夏季休業とさせていただきます。

患者さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。