えぷろんクリニック|姫路市飾磨区の内科・循環器内科・呼吸器内科
「風邪は治ったのに、咳だけが続く」「夜になると咳が出て眠れない」。そんなとき、原因の一つとして考えられるのが咳喘息(せきぜんそく)です。
咳喘息は喘息の一つのタイプですが、典型的な気管支喘息とは症状の現れ方が異なります。違いと、受診の目安をご紹介します。
咳喘息は、基本的に咳だけが続き、喘鳴や息苦しさを伴いません。
気管支喘息では、咳に加えてゼーゼーする音や息苦しさなどが現れます。ただし、症状だけで自己診断はできません。[1]
咳喘息と気管支喘息の違い
共通するのは、空気の通り道である「気道」に炎症が起こり、刺激に敏感になることです。
| 比較する点 | 咳喘息 | 典型的な気管支喘息 |
|---|---|---|
| 主な症状 | 長引く咳。乾いた咳が多い | 咳、喘鳴、息苦しさ、胸の圧迫感など |
| ゼーゼーする音 | 基本的に伴わない | 現れることがある。常に聞こえるわけではない |
| 息苦しさ | 基本的に伴わない | 現れることがある |
| 治療の基本 | 吸入ステロイド薬を含む治療で、気道の炎症を抑える | |
喘鳴(ぜんめい)とは、呼吸時の「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音です。この表は診断基準そのものではありません。[1][3]
咳喘息を「軽いから放置してよい喘息」と考えるのは適切ではありません。咳が睡眠や仕事に影響したり、一部の方では後に喘鳴や息苦しさが現れたりすることがあります。ただし、全員が典型的な喘息へ移行するわけではありません。[1]
ゼーゼーしなければ、喘息ではない?
そうとは限りません。咳喘息では音がなく、気管支喘息でも診察時に症状が落ち着いていることがあります。大人になって初めて発症する方もいるため、子どもの頃に喘息がなかった方も対象になります。[8]
長引く咳の原因は、咳喘息だけではありません
夜間・明け方、冷たい空気、運動などで咳が出ることは手がかりになりますが、それだけで咳喘息とは決められません。[1][2]
風邪などの後に気道の刺激への反応が残る「感染後咳嗽」、鼻水がのどへ流れる「後鼻漏」、胃酸の逆流、百日咳などの感染症も原因になります。高血圧などに使う一部の薬(ACE阻害薬)による咳もあります。薬は自己判断で中止せず、お薬手帳を持参してください。[2]
また、横になると息苦しい、足がむくむ、短期間で体重が増える場合は、心不全など心臓の病気も確認する必要があります。[1]
咳喘息・喘息は、どのように検査する?
診察では、咳が始まった時期、出やすい時間帯、喫煙歴、鼻症状、服用薬などを確認します。必要に応じて、息の吐きやすさを調べる呼吸機能検査、胸部レントゲン、採血などを組み合わせます。レントゲンは主に、肺炎など別の原因を探すために使います。[2][7]
吐く息から気道の炎症を推定する「呼気一酸化窒素(FeNO)」を調べる場合もあります。ただし、一つの検査だけで確定・否定できる病気ではありません。咳喘息では通常の呼吸機能検査が正常なこともあり、FeNOも数値だけでは判断できません。経過や治療への反応を含めて診断し、必要時は専門的な検査につなげます。[4]
治療の中心は、咳止めより「気道の炎症を抑える薬」
咳喘息・気管支喘息では、咳止めだけでは原因への治療が不十分になることがあります。基本となるのは吸入ステロイド薬を含む治療で、症状に応じて気管支を広げる薬などを組み合わせます。[3]
咳が治まっても、自己判断で吸入をやめない
症状が改善しても炎症が残り、中止後に咳が再発することがあります。続ける期間や減量の時期は、症状と経過に合わせて相談しましょう。正しい吸い方と、吸入ステロイド使用後のうがい・口すすぎも大切です。声がれなどがあればご相談ください。[5]
たばこの煙や、自分の症状を悪化させる刺激を避けることも役立ちます。喘息の方は、発作時に使う薬と受診のタイミングを医師と確認しておきましょう。[8][6]
咳が続くときの受診の目安
次のような場合は、内科・呼吸器内科へご相談ください。[9][10]
- 咳が2〜3週間以上続く、または繰り返す
- 夜間・明け方の咳で眠れない
- ゼーゼーする、運動時に息切れする
- 市販薬を使っても改善しない
「長く続くまで待つ」必要はありません。息苦しさがある、咳が急に悪化する、血痰が出る、発熱が続いてつらい場合は、早めに医療機関へ相談してください。[10]
強い息苦しさがあるときは、救急受診を
息が苦しく会話が続かない、唇が青紫色、意識がぼんやりする場合は、119番を含め、直ちに救急対応が必要です。処方された発作時の薬を指示どおり使っても改善しないときも、速やかに救急受診してください。[6]
咳喘息と喘息について、よくある質問
Q1.咳喘息は人にうつりますか?
咳喘息そのものは感染症ではなく、うつりません。ただし、感染症が一緒に起きている場合や、咳の原因が別の感染症である場合はあります。[1][2]
Q2.風邪の後に咳だけ残ったら、咳喘息ですか?
必ずしもそうではありません。感染後咳嗽などでも咳が続きます。繰り返す、長引く、眠れないなどの場合は診察を受けましょう。[2]
Q3.レントゲンが正常でも咳喘息はありますか?
あります。レントゲンが正常でも咳喘息や気管支喘息は否定できず、問診や呼吸機能検査、治療後の経過などを合わせて判断します。[2][4]
Q4.咳喘息の吸入薬は、いつまで続けますか?
全員に共通する期間はありません。症状が治まった後も経過を見ながら、医師が減量・中止の時期を判断します。自己判断で中断しないことが大切です。[5]
Q5.姫路市で咳喘息が気になる場合、何科に相談すればよいですか?
内科・呼吸器内科が相談先です。えぷろんクリニックでは水・木曜に呼吸器専門医外来を行っています。強い症状がある場合は、その曜日を待たずに受診してください。[9]
姫路市で長引く咳・咳喘息をご相談の方へ
えぷろんクリニックでは、呼吸器専門医の田中明副院長と、循環器専門医の松尾晃樹院長が在籍し、咳や息切れを呼吸器・循環器の両面から診療しています。必要に応じて呼吸機能検査、採血、心電図などを検討し、専門医療機関と連携します。[9]
長引く咳や喘息は、水・木曜の呼吸器専門医外来でもご相談いただけます。最新の診療スケジュールをご確認ください。
姫路市で長引く咳や咳喘息にお悩みの方は、えぷろんクリニックへご相談ください。生活習慣病や心臓の病気が心配な方も、症状や検査結果を確認しながら、必要に応じて適切な検査や専門医療機関との連携を行います。
えぷろんクリニック
兵庫県姫路市飾磨区三宅1丁目192 田中興産ビル1階
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